コマンド ライン ツール
コマンドライン ツールにより、GFI LanGuard を立ち上げることなく、ネットワークの脆弱性スキャンやパッチの展開セッションを起動し、プロファイルや脆弱性をインポートおよびエクスポートできます。
‘lnsscmd.exeネットワーク ターゲットに対して脆弱性チェックの実行を許可する GFI LanGuard コマンド ライン ツール。’ コマンドライン ターゲット スキャン ツールを使用すると、コマンドラインから直接、またはサードパーティ アプリケーション、バッチ ファイルオペレーティング システムまたはアプリケーションによって実行される手順の集まりを含むテキスト ファイル。、スクリプトを通じて、ネットワーク ターゲットに対する脆弱性チェックを実行できます。 ‘lnsscmd.exe’ コマンドライン ツールは、次のスイッチをサポートします。
lnsscmd <Target> [/profile=profileName] [/report=reportPath] [/reportname=reportName] [/output=pathToXmlFile] [/user=username /password=password] [/Email [/EmailAddress=EmailAddress]] [/DontShowStatus] [/UseComputerProfiles] [/Wake] [/Shutdown [/ShutdownIntervalStart=<hh:mm:ss>] [/ShutdownIntervalEnd=<hh:mm:ss>]] [/?]
lnsscmd コマンドのスイッチ
スイッチ | 説明 |
---|---|
ターゲット | スキャン対象の IP、IP 範囲、ホスト名を指定します。 |
/Profile |
(オプション) セキュリティ スキャン中に使用されるスキャン プロファイルどの脆弱性が特定されるのか、どの情報がスキャン ターゲットから取得されるのかを判断する脆弱性チェックの集合。を指定します。 このパラメーターを指定しない場合、GFI LanGuard で現在アクティブなスキャン プロファイルが使用されます。 注意 GFI LanGuard で、デフォルトの (つまり、現在アクティブな) スキャン プロファイルは、その名前の隣の単語 (アクティブ) によって示されます。 アクティブなプロファイルを表示するには、設定 タブ > スキャン プロファイル ノードを展開します。 |
/Output | (オプション) スキャン結果が保存される XMLデータ フォーマットを定義するために使用するオープン テキスト標準。 GFI LanGuard はこの標準を使用して、スキャンされる保存結果と設定をインポートまたはエクスポートします。 ファイルのフルパス (ファイル名を含む) を指定します。 |
/Report | (オプション) 出力スキャン レポートのディレクトリまたは完全ファイル名を指定します。 |
/ReportName | (オプション) 生成するレポートの名前を指定します。 指定されない場合、レポートはデフォルト名で保存されます。 |
/User and /Password | (オプション) セキュリティ スキャン中にターゲット コンピューターに対する認証のためにスキャン エンジンで使用される別の資格情報を指定します。 または、/UseComputerProfiles スイッチを指定し、ダッシュボード現在アクティブになる、またはスケジュールされるさまざまな操作のステータスを示すグラフィック表現。で既に設定された認証資格情報を使用することもできます。 |
(オプション) 結果レポートを電子メールで送信します。 設定 > アラート オプション で指定された電子メール アドレスとメール サーバークライアントの電子メールを管理して格納するサーバー。が使用されます。 | |
/EmailAddress | (オプション) /Email が指定された場合のみ有効です。 一般のアラート オプションを無視し、指定された電子メール アドレスを使用します。 |
/DontShowStatus | (オプション) サイレント スキャンを実行する場合は、このスイッチを指定します。 こうすると、スキャンの進行詳細は表示されません。 |
/UseComputerProfiles | (オプション) 可能な場合にはコンピューターごとの資格情報を使用します。 |
/Wake | (オプション) オフライン コンピューターをウェイクアップします。 |
/Shutdown | (オプション) スキャン終了後にコンピューターをシャットダウンします。 |
/ShutdownIntervalStart | (オプション) /Shutdown が指定された場合のみ有効です。 シャットダウンを使用できる場合、間隔の開始時刻を指定します。 hh:mm:ss の書式を使用します。 |
/ShutdownIntervalEnd | (オプション) /Shutdown が指定された場合のみ有効です。 シャットダウンを使用できる場合、間隔の終了時刻を指定します。 hh:mm:ss の書式を使用します。 |
/? | (オプション) コマンドライン ツールの使用方法を表示するには、このスイッチを指定します。 |
注意
フルパスとプロファイル名は常に二重引用符で囲んでください。 例:“[パスまたはパス名]”
または “C:\temp\test.xml”
コマンドライン ターゲット スキャン ツールでは、特定の変数を通じてパラメーターを渡すことができます。 これらの変数は、スキャン実行中にそれぞれの値で自動的に置き換えられます。 下記の表に、サポートされる変数の説明を示します。
サポートされる変数
例
1. IP アドレスが ‘130.16.130.1’ であるターゲット コンピューター上でセキュリティ スキャンを実行する。
2. スキャン結果を ‘c:\out.xml’
(つまり、 XML ファイル) に出力する。
3. PDF レポートを作成して、‘c:\result.pdf’
に保存する。
4. PDF レポートを電子メールで ‘lanss@domain.com’ に送信する。
コマンドは次のようになります。
lnsscmd.exe 130.16.130.1 /Profile="Default" /Output="c:\out.xml" /Report="c:\result.pdf" /Email /emailAddress="lanss@domain.com"\r
‘deploycmd.exeGFI LanGuard コマンド ライン ツールは、ターゲット コンピューター上に Microsoft® パッチとサードパーティ ソフトウェアを展開するために使用されます。’ コマンドライン パッチ展開ツールを使用すると、コマンドラインから直接、またはサードパーティ アプリケーション、バッチ ファイル、スクリプトを通じて、Microsoft® パッチとサードパーティ ソフトウェアをリモート ターゲットに展開できます。 ‘deploycmd.exe’ コマンドライン ツールは、次のスイッチをサポートします。
deploycmd <target></file=FileName> [/switches=Switches] [/username=UserName /password=Password] [/warnuser] [/userapproval] [/stopservices] [/customshare=CustomShareName] [/reboot] [/rebootuserdecides] [/wake] [/shutdown] [/deletefiles] [/timeout=Timeout(sec)] [/usecomputerprofiles] [/RebootCountdown=Time(sec)] [/RebootCountdownMessage="Custom message"][/RebootAtFirstOccurenceOf=Time(formatted as "hh:mm:ss")] [/ShutDownAtFirstOccurenceOf=Time(formatted as "hh:mm:ss")] [/RebootInInterval] [/ShutDownInInterval] [/RebootIntervalStart=Time(formatted as "hh:mm:ss")] [/RebootIntervalEnd=Time(formatted as "hh:mm:ss")] [/?]
deploycmd コマンドのスイッチ
例
1. ‘patchA001002.XXX’ という名前のファイルを展開する。
2. ターゲット コンピューターは ‘TMJohnDoe’。
3. ファイルが正常に展開された後、ターゲット コンピューターをリブートする。
コマンドは次のようになります。
deploycmd TMJohnDoe /file=”patchA001002.XXX” /reboot
Impex ツールは、GFI LanGuard ネットワーク セキュリティ スキャナーとの間でプロファイルと脆弱性のインポートおよびエクスポートを行うために使用できるコマンド ライン ツールです。 このツールで使用できるパラメーターは次のとおりです。
impex [[/H] | [/?]] | [/XML:xmlfile [/DB:dbfile] [[/EX] [/MERGE]] | [/IM [/ONLYNEWER]] [/PROFILES | /VULNS | /PORTS | /PROFILE:name | /VULNCAT:cat [/VULN:name] | /PORTTYPE:type [/PORT:number]] [/SKIP | /OVERWRITE | /RENAME:value]]
impex コマンドのスイッチ
スイッチ | 説明 |
---|---|
/H /? パラメーターなしで impex を実行します。 |
ヘルプ情報を表示します。 |
/XML:<xmlfile> |
このパラメーターは、インポート/エクスポートされる XML ファイルの名前を指定します。 <xmlfile> は、プロファイルがエクスポートされる宛先のファイルの名前で置き換える必要があります。 注意 このパラメーターは、アラートのインポートまたはエクスポートを行うときに必須です。 |
/DB:<dbfile> | <dbfile> は、インポート/エクスポート処理中に使用されるデータベース ファイルです。 これが指定されない場合、デフォルト ファイル "operationsprofiles.mdb" が使用されます。 |
/EX | データベースから XML ファイル (デフォルト オプション) にデータをエクスポートします。 |
/MERGE | エクスポートのターゲット XML ファイルが既に存在する場合に、このスイッチが指定されると、XML ファイルが開かれて、データがマージされます。それ以外の場合は、XML ファイルが最初に削除されます。 |
/IM | XML ファイルからデータベースにデータをインポートします。 |
/ONLYNEWER | このスイッチが指定されると、データベース内の最新の脆弱性より新しい脆弱性のみがインポートされます。 |
/PROFILES | すべてのスキャン プロファイルをエクスポート/インポートします。 |
/VULNS | すべての脆弱性をエクスポート/インポートします。 |
/PORTS | すべてのポートをエクスポート/インポートします。 |
/PROFILE:<name> | 指定されたスキャン プロファイルをエクスポート/インポートします。 |
/VULNCAT:<category> | 指定されたカテゴリのすべての脆弱性をエクスポート/インポートします。 |
/VULN:<name> | 指定された脆弱性をエクスポート/インポートします (/VULNCAT を指定する必要があります)。 |
/PORTTYPE:<type> | 指定されたタイプのすべてのポートをエクスポート/インポートします。 |
/PORT:<number> | 指定されたポートをエクスポート/インポートします (/PORTTYPE を指定する必要があります)。 |
/SKIP | ターゲットの XML ファイル/データベースに項目が既に存在する場合、その項目はスキップされます。 |
/OVERWRITE | ターゲットの XML ファイル/データベースに項目が既に存在する場合、その項目は上書きされます。 |
/RENAME:<value> | ターゲットの XML ファイル/データベースに項目が既に存在する場合、その項目の名前が <value> に変更されます。 /PROFILE または /VULN が指定された場合、その項目とマージされるポート情報はポートになります。それ以外の場合、項目名の前にプレフィックス <value> が付きます。 |
例 1
XML ファイルから特定のエントリをインポートするには:
impex /xml:regcheck.xml /vuln:"Blaster Worm" /vulncat:"Registry Vulnerabilities"
例 2
XML ファイル全体をインポートするには:
impex /xml:regcheck.xml /im
注意
Impex 実行可能ファイルは、GFI LanGuard のインストール フォルダーにあります。
注意
指定した <xmlfile>
、<dbfile>
、<name>
、<category>
、または <value>
に空白文字が含まれる場合、値全体を二重引用符で囲む必要があります。 例:
<xmlfile>
空白が含まれる場合 ="Vulnerability Checks Definitions.xml"
<xmlfile>
空白がない場合 =VulnerabilityChecksDefinitions.xml
注意
インストールされた別の GFI LanGuard インスタンスに脆弱性をインポートする場合、そのインスタンスのビルド番号をデータベースのエクスポート元のものと同じにすることをお勧めします。
重要
GFI LanGuard アプリケーション (LanGuard.exe) または LanGuard スキャン プロファイル (scanprofiles.exe) が実行されている場合は、Impex ツールを使用しないことを強くお勧めします。