リレー エージェントの設定
大規模なネットワークでは、GFI LanGuard サーバーから管理対象のコンピューターに転送されるデータ量のために、ネットワーク帯域幅の使用が増加することがあります。 このデータは、エージェントコンピューターに配信される定義更新と、ターゲット コンピューターに展開されるパッチからなります。
パフォーマンス上の問題を回避し、負荷均衡化技術を適用できるように、GFI LanGuard では、サーバーのリレーとしてエージェントを設定できます。 リレー エージェントとして設定されたエージェントは、キャッシング ポイントとして動作します。 リレー エージェントは、GFI LanGuard サーバーから直接、または上流のリレー エージェントからパッチと定義をダウンロードし、クライアント コンピューター (エージェント ベースのコンピューターまたはエージェントレス コンピューター) に転送します。 リレー エージェントを使用する主な利点は次のとおりです。
- ローカル ネットワークまたは地理的に分散したネットワークでの帯域幅消費が減少します。 リレー エージェントが各サイトで設定されている場合、パッチは一度だけダウンロードされ、クライアント コンピューターに配布されます。
- GFI LanGuard サーバー コンポーネントからのハードウェア負荷が軽減され、リレー エージェントに分散されます。
- 複数のリレー エージェントを用いることで、より多くのデバイスを同時に保護できます。
リレー エージェントの利点を完全に利用するには、下記の推奨事項に従います。
- GFI LanGuard サーバーまたは 1 つのリレーエージェントに直接接続されるコンピューター/エージェントの数を 100 以下に抑えます。
- 地理的に分散したネットワークでは、個々のリモート サイトに対して少なくとも 1 つのリレー エージェントを指定します。 これにより、GFI LanGuard サーバー サイトからリモート サイトに 1 度だけ各ファイルが転送されるようになります。
- リレー エージェントのカスケードを設定することで、ネットワークの使用を細かく調整します。
下記に関する情報については、次のセクションを参照してください。
リレー エージェントとして動作するようにエージェントを設定するには:
注意
GFI LanGuard がインストールされたマシンは、リレー エージェントとして設定できません。 GFI LanGuard ホストには、エージェントの プロパティ ダイアログの リレー タブがありません。
1.GFI LanGuard を開きます。
2. 設定 タブ > エージェント管理 をクリックします。
3. 設定するエージェントを右クリックし、プロパティ を選択します。 これにより、エージェントの プロパティ ダイアログが開きます。
注意
または、コンピューター ツリーから、コンピューター/コンピューター グループを右クリックし、プロパティ を選択します。
4. リレー タブで、リレーとして設定... をクリックします。
5. リレー エージェントを実行するコンピューターのリソース要件に関する警告を注意深く読みます。 次へ をクリックします。
6. リレー エージェントのキャッシング ディレクトリを指定します。 キャッシング ディレクトリは、リモート コンピューターの監査時に監査/修復情報を保存するためにリレー エージェントによって使用されます。 デフォルトでは、RelayCache フォルダーが C:\ProgramData\GFI\LanGuard 12\RelayCache
に作成されます。 次へ をクリックします。
注意
エージェントのデータ フォルダーを参照するには、%AgentData% プレースホルダーを使用します。
7. 終了 をクリックします。
注意
終了 をクリックすると、選択されたエージェントがリレー エージェントとして設定されます。 このプロセスは、ダッシュボード現在アクティブになる、またはスケジュールされるさまざまな操作のステータスを示すグラフィック表現。 > 概要 > エージェント ステータス から監視できます。
リレー エージェントの詳細オプションを設定するには:
1.GFI LanGuard を開きます。
2. 設定 タブ > エージェント管理 をクリックします。
3. 設定するエージェントを右クリックし、プロパティ を選択します。 これにより、エージェントの プロパティ ダイアログが開きます。
注意
または、コンピューター ツリーから、コンピューター/コンピューター グループを右クリックし、プロパティ を選択します。
4. リレー タブ > 詳細設定... をクリックします。
5. リレー エージェントの詳細設定 ダイアログから、下記のオプションを設定します。
オプション | 説明 |
---|---|
キャッシング ディレクトリ | リモート コンピューターの監査時にリレー エージェントが情報をキャッシュする場所。 |
アドレス | リレー エージェントを実行しているコンピューター名を表示します。 フィールドを元の値に戻すには、デフォルト をクリックします。 |
TCP ポートTransmitting Control Protocol (伝送制御プロトコル) の略称。 このプロトコルは、よく知られているコンピューター ポートを使ってアプリケーションがインターネット経由でデータの送受信を行えるように開発されました。 |
リレー エージェントが GFI LanGuard サーバーとの通信に使用する通信ポート。 デフォルトではポート 1072 が割り当てられます。GFI LanGuard は、他のアプリケーションがポート 1072 を使用していることを検出すると、ポートを自動的に変更します。 |
6. OK をクリックします。
リレー エージェントにコンピューターを接続するには:
1.GFI LanGuard を開きます。
2. 設定 タブ > エージェント管理 をクリックします。
3. 設定するエージェントを右クリックし、プロパティ を選択します。 これにより、エージェントの プロパティ ダイアログが開きます。
注意
または、コンピューター ツリーから、コンピューター/コンピューター グループを右クリックし、プロパティ を選択します。
4. リレー タブをクリックします。
5. リレー エージェントの割り当て 領域から リレー エージェントの使用 を選択し、ドロップダウン メニューからリレーを選択します。
6. OK をクリックします